トップスタッフブログ>お母さん、学童に多い側弯症に気をつけて!!

スタッフブログ

2011.07.24  お母さん、学童に多い側弯症に気をつけて!!

正しくは『脊柱側弯症』といい、直立したときに脊柱が側方へ弯曲している異常な状態。神経圧迫とともに直接内臓を圧迫するほどひどいものもあり、変形性脊椎症に進むことが多い。筋肉も骨も出来上がりつつある成長期に結構多い病気で、若いときになった場合は目立って進行が早い。

人間を正面から見て、縦に体を二分する線を’’正中線’’と呼ぶが、正常な人は、頭骨から尾椎までが真っ直ぐにこの線上を通っており、左右の膝関節間の距離や踵骨(カカトの骨)間の距離も、このラインをはさんで対称になっているものだ。

しかし、脊柱がバランスを失うと、体重の分布は正中線に沿って配分されていても、骨自体は失ったバランスを取り戻そうとしてS字状に曲がってくる。

傾向としては胸椎は右側に、腰椎は逆に左へ弯曲することが多い。そして、弯曲が大きくなると、体はなおその状態でバランスをとろうとするから、首か膝が悪くなってくる。

腰痛にしても骨盤がずれて起きる原因の一つとしては側弯症だということが出来るだろう。もし、側弯症と診断されて、弯曲の角度が20度くらいまでだったら、この段階で矯正を受けた方がよい。 矯正の手段がないために『自然回復しますよ』と言って放ったらかしにしてるというのが現実だが、この角度になってしまって、しかも、一定の年齢を超えた患者が自然回復することは、まずない。一般には20度以上になるとブレースで固定することになる。

もちろん、部分的に膝が悪いなどというものではなく全身的な問題になっているわけだから、ブレースも、全身が対象になり、四六時中無理矢理固定しようとするもので、寝ているときにもはずすことは出来ない。まるでミイラだ。ここに、別の問題が出てくる。 ご存じのように、骨は睡眠中に新陳代謝や骨の成長をするものだ。この時間にホルモンの代謝が起こるからである。

だが、’’固定した状態を続けて、骨がある程度正常に近くなるまで様子をみる’’もので、当然何年単位という長い時間が必要になってくる。成長期の人間を型に流し込んだように固定してしまうとどうなるか。考えるまでもなく、肋骨の成長不全などのようにいろいろな成長障害を起こす。これは大変なことだ。 人間の体というものは、けっして’’障害が出るのが当たり前’’という環境に置いてはいけない。

私は皆さんに、常識と正しい知識は必ずしも一致しないことを知ってほしい。 常識とは、その時代の人々がもっている知識とか判断力などで、一般には時代によってレベルがあり、そのために、真に正しいものに到達するのに時として時間がかかるけれども、人間の体にとって正しいものは不変なのである、時代が進み意識のレベルが上がっていくにつれ、わたしたちはどれほどたくさんの’’常識’’を修正してきたことか。 たった一つしか存在しない自分の体だからこそ、常識よりも正しい知識を習得する努力をしていただきたいのである。そうすれば、骨がゆがむとギブスなどという安易な考え方は無くなるだろう。

脊椎の傾きが40〜45度にもなってしまうと、悲しいことだが手術に頼らなければならないこともあるから、ひどくならないうちに正しい療法を受けることが大切で、骨盤の調整で治る場合があることも知っていただきたい。

(痛みは体のSOS 参照) セラピスト川原

 

 

投稿者 KCSいなべ (15:35) | PermaLink

TrackbackURL :