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2011.07.24  変形性膝関節症

関節症のなかで、関節軟骨の変性によって起こるものを『変形性関節症』といい、この状態が膝に現れた病気が変形性膝関節症である。膝のほかにも股関節や肘などの大きな関節に起こり、加齢性疾患の一つである。

膝の場合には『O脚やX脚』に遠因があることが多いといわれているけれど、骨盤に問題のある場合がある。  仰向けに寝かせたとき、骨盤が正常な人は両足のふくらはぎの裏が床についているものだが、下肢と骨盤の関係がズレていると片方の足だけが開いて、その下肢のふくらはぎの側面が床につく格好になる。    これは、O脚がX脚とは関係なしに、下肢と骨盤のズレによって片方の下肢全体が外に開こうとするからなのだ。 しかし、この人が歩く場合、片足だけが開いたままでネジれて歩くのだろうか。そんなことはない。歩くときは補正して真っすぐになって歩こうとするのである。 これは、立ったから体のネジれが無くなったわけではなく。下肢全体でネジれを矯正しているためにふつうに歩くことが出来ているのだ。

下肢と骨盤の関係がズレていると足の長さが違ってくるので、当然、体は傾く。そこで体を起こしてバランスをとろうとすれば、膝は、自身がネジれることによって体全体のネジレを調整しようとするのである。

変形性膝関節症はこのように、本当に膝だけの原因から起こることよりも、骨盤がズレたりしたために、全体のバランスの中で膝がそのギャップを取り除かねばならなくなって起こるのである。

つまり、変形しなければならない、ネジレなくてはならないという状況に膝が追い込まれ、大変な無理を強いられているのだ。 こうして、骨盤がズレている人は、膝にネジレを作りながら日常の生活をしているために、その積み重ねによって膝の変形を招いてしまう。

だから、膝がおかしいと思ったら、股関節、骨盤にも注目して検査を受けてみることで、この部分に起因するものであれば、その矯正も考慮する。

変形性膝関節症は、膝そのものの原因で悪くなっている場合もあるが、以上で述べてように原因が股関節や骨盤にある場合があるので、わたしが診断する場合には骨盤のズレも診ることにしている。

(痛みは体のSOS 参照) セラピスト川原

 

投稿者 KCSいなべ (14:46) | PermaLink

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